「腰をひねる」の注意点!
日常生活で腰をひねる動きがある方、ご注意ください!
身体の使い方を間違えると、腰痛の原因にもなります。
腰の動き
< 後ろから見た、腰の骨の図 >
腰は5つの骨が積み重なっていて
黄色い矢印の骨が第1腰椎
赤い矢印の骨が第2腰椎です。
第1腰椎の黄色い部分を
第2腰椎の赤い部分が
挟み込んでいます。
下の方の骨も同様です。
…、そうなんです!
腰椎は、下の骨が上の骨を挟み込み
左右に動けない、ひねる動きが
できないような形になっているんです。
腰椎のひねる動きは
それぞれの関節で1°程度
腰椎全体で5°程度と
言われております。
・・・
「けど、腰ってひねれるよ?」と感じた方!
確かにそうです! ひねれるんです。
例えば、車の運転中
バックするのに後ろを向く動作とか!
そこで大切なのが次のお話です…。
「ひねる」は「胸郭」と「股関節」!
< 後ろから見た、背中 >
青い枠の部分が胸郭です。
この場所でひねる動きは、腰椎の約6倍!
腰椎の最大回旋動作が5°なのに対し
なんと30°も動けます!
なので実は、「腰をひねる」という動きは
腰はなく胸郭で動き! 腰はその補助をする程度!
また座位姿勢、座っているときは少々難しいのですが、
立位姿勢、立っているときには
股関節の動きも意識すると、腰の負担は軽減されます!
股関節
< 左後ろから見た、股関節 >
< 左前から見た、股関節 >
骨盤側は臼状の形、大腿骨側は球状の形で
関節を作っておりますので
関節の状態が良ければ、多方向に大きく動かせます。
この動き、特にスポーツをされる方には大切となるのですが
身体全体をひねる時には
腰よりも、胸郭と股関節の動きを意識することが
非常に重要となってきます。
まとめ
結論として!
腰をひねる時は、身体全体でひねる意識を持ちましょう♪
特に大切なのは胸郭と股関節!
腰の上と腰の下です♪
そこを気を付けるだけでも
腰痛の軽減や、歪みの改善につながる場合もありますよ♪