体の固さと寝具の関係
疲れを取るためにも大切となる睡眠ですが
寝起きで、体が固まっている方、
意外と多くいらっしゃいます。
首や腰など、寝起きが特に
動かしにくかったり、
軽い痛みも感じたり…
このような状態が続くと
「枕や布団が悪いのかな~」と
疑問に感じる方も多くいらっしゃいます。
もちろん、上記のような症状で
枕や布団に問題があるケースも
少しはあったりするのですが・・・
当院をご利用いただいている方から
お話を伺っておりますと
寝具が原因というケースは
非常に少ないです・・・。
今回は、寝具に問題がないけど
寝起きで体が固まってしまう場合について
解説をさせて頂きます。
前提
最初に2つのイラストを
見比べてみてください。
<イラスト1>
<イラスト2>
イラスト1は姿勢の良い方、
イラスト2は猫背の方が
それぞれ、上向きで寝ています。
二つのイラストを見比べる際
注目していただきたい点は
『布団と体の隙間』 です。
良い姿勢の方は
布団と体の間に隙間はありませんが
猫背の方は、布団と体の間に
隙間がある個所が多くございます。
良い姿勢
猫背
猫背の方は、上向きで寝るのが
苦手な方が多いのですが・・・
解説
猫背の方の場合、
背骨周辺にある関節や筋肉が
丸くなって固いため、
上向きで寝ようとしても、
丸い背中の中心点のみが布団にあたり
その他の部位が浮いた感じになります。
その浮いた感じの場所は
寝ている間にリラックスが出来ず
緊張状態が続くため
寝起きで体が凝り固まってしまうのです。
そしてそのお話は、
猫背の方に限ったお話ではありません。
お体の疲れが多い方は、
多少なりとも体のどこかに歪みがあり
その周辺の筋肉や関節が固くなっているため、
同じように、寝ている間
自分の体が寝具に合わせる事が難しく
歪んでいる個所の緊張状態が続き、
寝起きで体が固まった状態となります。
まとめ
疲れが多い状態では
どれだけ寝具をこだわって探しても、
ご自身に合った寝具を見つける事は
不可能に近いでしょう。
どんなに優れた寝具でも、
使用している間に寝具にへたりは出てきます。
また体の疲れ具合は
常に一定ではありませんので
疲れの具合に合わせて
寝具を変更する必要性も出てきます。
このような点から当院では
寝具はご自身に、70~80%合っていれば
充分だと考えますが如何でしょうか?
ご提案♪
外的要因である寝具を追究するよりも
内的要因の自分自身のお体の状態を把握し、
改善していくことで
良いお体の状態を取り戻しましょう♪