肩の動きは左右対称?

肩の動きは左右対称?

前回の記事、 「腕を後ろへ動かす体操!」 にて
注意点として挙げさせていただきました、肩の動きの違い。

上の写真は前回の記事でご紹介させていただきました
体操をした後の、左右を比較した写真です。

この時、この程度の左右差は正常の範囲内とお話させて頂きました。
今回は、その理由についてのお話となります。

肩を知る

まずは肩全体のお写真を!

<写真1>

<写真2>

写真2をご覧ください。
矢印の箇所に隙間があるのをご確認頂けましたか?

肩の動きに関係する骨は、写真1にございます赤丸、
ココだけで体とつながっておりまして
肩関節の動きは赤丸の箇所から始まります!


鎖骨について

<写真3>

写真3、水色の骨が鎖骨です。

肩の動きは写真1の赤丸の部分
胸鎖関節と呼ばれる関節から始まります。


< 超重要! >

肩の動きについて大切なポイント!

多くの人は、右の鎖骨よりも左の鎖骨の方が長いんです!!


肩関節は写真1の赤丸から始まっていて、
写真3の鎖骨の長さに左右差があるという事は
肩関節の動きに左右差があるのは、当然の結果となります。

まとめ

今回のテーマ、「肩の動きは左右対称?」の答えは
「多くの人は、右の鎖骨よりも左の鎖骨の方が長いため
右に比べ、左の肩関節の動きは大きくなる!」
というのが答えとなります。

鎖骨の長さの左右差について

鎖骨の長さの左右差について KAKEN というサイト内にある
「人類における骨の左右差-全身骨格を用いた総合的研究-」の研究概要の中で
「鎖骨の長さは全集団で左が有意に長く、全体の約80%の個体で左が長かった。」
という発表がございます。

その上で信頼できる、知り合いの先生から
「全体の約80%? もっと多いと書いてあるデータを見たことがある気が・・・」とのお言葉もあり
鎖骨の長さの左右差については、現在も調べ続けている状況となっております。

参考サイト、参考文献など
新しい情報が見つかりましたら、ご報告させて頂きます。

参考サイト : KAKEN 人類における骨の左右差-全身骨格を用いた総合的研究-